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「枯木寒巌」 のテレビ露出情報

鉄道模型高校日本一コンテストについて、東京小平市の白梅学園清修中高一貫部では一昨年コンテスト出場10回目にして「ある夏の日。」で初の日本一文部科学大臣賞を受賞した。去年「大正浪漫~ノスタルジックな日本情緒~」で連覇を狙うも、2位となった。モジュール部門でチームを組むのは高校1年生5人で、リーダーは石井素子さん。モジュール部門は線路が引かれた2種類の土台からいずれかをチョイスし、ストーリーのある風景を作り上げる。5人は鉄道には興味なく、土台にファンタジーな風景を作り上げるのは魅力だという。今年は京都府の美山かやぶきの里を題材に選んだ。コンテスト1ヶ月前、土台が完成し150分の1スケールの人形50個を加工し模型の中に配置する。分解して腰を曲げたりし、姿勢を変えていく。1体に2時間以上かかるという。メンバーのほとんどがやぶき屋根を見たことがなく、ネットの写真を頼りに麻紐などで試作を重ねている。
横浜神奈川区の浅野中学校・高等学校の鉄道研究部は関東の実力校として知られ、去年「雪路-国境を越えて-」で特別賞の鉄道開業150年賞を受賞した。その時のメンバー5人に1年生が1人加わった。今年は日本海の冬景色を題材とした。コンテスト1ヶ月半前、グーグルアースのストリートビューを駆使して地形のリアルを追求した。コンテスト2週間前、浅野高校に2年前から鉄道模型コンテストを取材する藤田大介アナウンサーが訪れた。信越本線の青海川駅周辺の冬景色を再現している。海の波の表現に苦戦したメンバーは4日後、青春18きっぷを使って日帰りで青海川を訪れ、。岩の存在などに気づいた。
コンテスト1週間前、白梅学園清修中高一貫部で素子さんは屋根の傾斜がきつすぎるなど指摘をし、骨組みの作り直した。素子さんは去年連覇を逃した先輩から「妥協せずに全力で模型作りを楽しんでほしい」とメッセージを受け取っていた。コンテスト4日前、川作りに取り掛かった。白梅は水の表現に定評がある。水を表現する樹脂を川の流れに沿い流し込むため、5人が呼吸を合わせ土台を傾けていく。樹脂は固まるとやり直しが効かない。
コンテスト当日、15回目となる今年の「第15回全国高等学校鉄道模型コンテスト」は全国155校が参加し延べ3日間で1万人以上が来場した。13ある賞は10人の審査員の採点で決まる。共立女子高等学校の「秋麗」は鎌倉の秋をテーマにし、岡山理科大学付属高等学校の「世界遺産「姫路城」」は姫路城の足元を電車が走り抜ける光景を作った。白梅学園清修中高一貫部の「田舎のかをり はじめて来たのになつかしい…」はかわぶき屋根の民家の脇を貨物車が走り抜ける光景である。彼女らも実物を観察し、微妙にある段差を作り込み、田植えをする女性やアユを取る簗などを作っていた。浅野中学校・高等学校の「枯木寒巌」は冬の信越本線と日本海をリアルに再現した。浅野中学校・高等学校は特別賞を受賞し、白梅学園清修中高一貫部は2位の優秀賞となった。日本一の文部科学大臣賞は去年に続き灘中学校・高等学校のタイとミャンマーを結んだ鉄道をモチーフにした「泰緬鉄道」が受賞した。

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