中国政府はこれまで日本への渡航を「自粛」するよう呼びかけていたが、今月からは日本への旅行者を6割に減らすよう「指示」を出していたことが分かった。この指示を受け、中国の各旅行会社では団体客受け付けなどを中止。訪日中国人観光客数は、台湾有事をめぐる発言があった11月が今年最小に。関係者によると、中国政府は指示したと思われないように「徐々に6割に減らせ」「一気にゼロにするな」と伝えているそう。NNN中国総局の柳沢高志総局長によると「中国政府が行う日本批判に気持ちがついてきていない国民もいる」「日本に行きたい人は多いし、日本は安全だと分かっているので、中国政府に不満が噴き出さないよう微妙にコントロールしているのでは」とのこと。中国はとことん日本とやり合おうとは思っておらず、日本が世界で孤立しているイメージをアメリカなどに作ろうとしているという見方も。
