きょう卒寿を迎えられた上皇后さまのお人柄を20年近く親交のあるピアニスト・小山実稚恵さんが語った。今月5日、上皇后さまは、小山さんの演奏会を鑑賞された。骨折はその翌日だった。私的な音楽の集まりなどで、上皇后さまと親交を重ねてきた小山さんは、ピアノで伴奏されるときにお人柄を感じるという。気配りを改めて感じたのはコロナ禍の日々だった。小山さんは「“音楽家の状況はどうですか”とか心にかけてくださる」と語った。また練習中に急きょ上皇さまが合流されるとなると。小山さんは「“あ!上皇さまがいらっしゃるのね”とおっしゃって、シュッと立たれて、お迎えに出られたり、とてもチャーミングなお姿で」と語った。ご夫妻の絆の強さを知るだけに、小山さんはリハビリ中の上皇后さまを気遣う。
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