梅雨や台風の時期を前に水害への備えをしてもらおうと吉野川流域の水害を紹介するパネル展が徳島・北島町で開かれている。徳島河川国道事務所が5月の水防月間に合わせて開き、北島町にある県立防災センターには29枚のパネルが展示されている。このうち平成26年の台風12号による浸水被害を伝えるパネルでは吉野川の水位が一部で9メートル余り上昇し氾濫危険水位を超えたことが紹介されている。三好市や美馬市などでは吉野川の堤防の外でも排水ができなくなる内水氾濫が起きたことが写真で紹介されている。また、流域の自治体が被害を軽減するため進めている流域治水の対策を説明したパネルもあり吉野川市では、川の近くに住宅を建てないようにしていることなどが紹介されている。パネル展は26日まで。