佐野さんは「9月9日の植田日銀総裁のメディアに対するインタビューを受け、金融政策のロードマップが改訂しました。植田総裁は、来春の賃上げが十分だとの見極めが年末までにできる可能性は零ではなく、その際にマイナス金利政策の解除は選択肢と発言しています。私時点は、グローバルな景気後退が起こるとの見通しを変えていないので、前のロードマップ通りかな?とは思っていますが、多数派の見通しに沿って解説したいと思います。マイナス金利政策解除には来年春の賃上げの行方が必要となるので、4~6月期に解除するのではないかと想定しています。そして、マイナス金利政策解除とともに、YCCを撤廃すると思います。そして、量的・質的緩和の終了は2025年度になると見ていますが、日本の労働生産性は低迷しているため、目標には届かないのではないかと考えています」などと話した。