東京・世田谷区にある「楽ちん堂カフェ」は不登校の子どもやその親、障害のある人、自分探し中の人など様々な事情を抱える人が集まる。カフェだがメニューはなくその日作ったものをみんなで分け合う。常連さんは月々3000円を支払ってその日出された食事を食べている。運営する森田清子さんは女将として14年親しまれてきた。スタッフの宮ちゃんは楽ちん堂を支えるなくてはならない存在。寄付で成り立っている楽ちん堂、宮ちゃんが向かったのは近所の八百屋さん。余っている野菜をいただきにあがるのも大事な仕事。宮ちゃんは現在料理を教わっている。楽ちん堂の味を覚えたいと頑張っている。不登校の子に勉強を教えることもある。宮ちゃんは美術系の専門学校を卒業し、パン工場などで働くがなかなか仕事が続かなかった。友人から聞いた楽ちん堂なら続けられると考えてやってきた。この日は宮ちゃんの誕生日、子どもたちからたくさんのプレゼントをもらった。その中にはあるお母さんからの感謝の手紙もあった。宮ちゃんは楽ちん堂の近くで一人暮らしをしている。机の上にある参考書は子どもたちに勉強を教えるため。清子さんは宮ちゃんを店長になってもらいたいと考えていた。しかし、宮ちゃんは店長を断った。宮ちゃんには自信がなかった。この日、宮ちゃんは自分の気持ちを清子さんに打ち明けた。今も給料をもらっている宮ちゃんだが、一緒に遊んでいるだけで子どもたちの辛さを解決できない、宮ちゃんにとってそれは仕事とは思えなかった。清子さんはそれが宮ちゃんの仕事、一緒にいてあげることが大事だと話した。清子さんは宮ちゃんの思いを受けとめて店長にすることを見送った。
住所: 東京都世田谷区野毛2-28-23
URL: http://lalala-raku.sub.jp/cafe/
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