今回のパラリンピックで日本は14個の金メダルラッシュとなったが、小田凱人選手、車いすテニス女子ダブルス田中愛美選手、車いすラグビーの池崎大輔選手。3人の金メダリストが使用している車いす実は同じメーカーが開発したもの。櫻井キャスターが生みの親である橋本裕司さんに話を聞いた。静岡・浜松市にある橋本エンジニアリングは1968年創業。競技用車いすの開発を始めたのは今から7年前。一般的なアルミ製の車いすは重いもので20kgほどあり車いすテニスの競技用は15kgほど。小田選手のマグネシウム製車いすは11kg。この4kgの差は競技の世界では大きい。丈夫で軽く作れるのがマグネシウムの特徴だが、曲げたり、つなげたりする加工が非常に難しい。そこで、もともと金属加工のメーカーである橋本エンジニアリングと静岡浜松地区の町工場が結集して開発したのがマグネシウム製車いすの技術だという。丈夫で軽い車いすと小田選手との出会いは小田選手が12歳の時だった。