アメリカのトランプ大統領は21日スイスのダボス会議で演説し、領有に意欲を示しているデンマーク自治領のグリーンランドについて、「軍事力は使わない」と述べた。「グリーンランドは重要な戦略的拠点であるにも関わらず無防備な状態で置かれている」と改めて主張し、アメリカが買収できるようデンマーク側に「即時の交渉」を要求した。対立するヨーロッパ諸国に対しては「かつての姿を失い非常にネガティブな方向へ向かっている」と批判した。EU(ヨーロッパ連合)の議会は21日、去年アメリカと合意した貿易協定に関する法案審議を停止することを決定。協定はアメリカの工業製品などにかかる関税の多くを撤廃する内容で、実施には議会の承認が必要だった。合意の凍結により、トランプ政権が対抗措置をとる可能性もある。
