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「武蔵坊弁慶」 のテレビ露出情報

二代目中村吉右衛門さんは巧みな台詞回しと伝統を受け継いだ重厚な演技で人気を集めた。二代目中村吉右衛門さんは昭和19年に8代目松本幸四郎の次男として生まれた。4歳のときに跡継ぎのいなかった母方の初代中村吉右衛門の養子となった。実家での高麗屋ではなく播磨屋を継ぐことになり、中村萬之助という名で初舞台を踏むが養父の吉右衛門が亡くなってしまった。10代の頃は華々しく活躍する2歳年上の兄と比較され、兄の方が才能があり、若いときから光っていたという。初代中村吉右衛門は明治から昭和にかけて活躍し一代で吉右衛門の名を世に知らしめた盟友だった。その名を将来継ぐことのプレッシャーに押しつぶされそうになり、歌舞伎以外の道にも進むことも考えたという。
吉右衛門さんは22歳のときに二代目中村吉右衛門を襲名。実父の8代目松本幸四郎の指導をうけた。その後も初代吉右衛門が目指した心の芝居を究極の目標に努力を重ね、正統派の立役として評価されていった。あたり役にも恵まれ、テレビの時代劇にも出演。武蔵坊弁慶では歌舞伎で培った芸のあつみを存分に発揮した。その中でその名を全国に知らしめたのは鬼平犯科帳。40代に入ると歌舞伎界発展のために吉右衛門さんは自ら筆を執り新作に臨んだ。一方で、後進の指導にも力を注いだ。役になりきるためにはその役の心を捉えることが大事だという。歌舞伎以外では料理番組やフランスを旅した番組に出演。平成23年には人間国宝になり、孫にも恵まれ待望の孫にも恵まれた。

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