先月発行が始まった新一万円札の表には渋沢栄一が描かれているが、裏に描かれているのは東京駅。このことに遠く離れた佐賀県唐津の人たちが盛り上がっている。新しい紙幣の発行が始まった7月3日、唐津市の市役所でお披露目されたのは東京駅の絵。東京駅を設計した建築家・辰野金吾氏が唐津市出身。辰野金吾氏の地元・唐津で東京駅の絵を描こうとプロジェクトを企画したのは辰野氏を慕う高校の建築家の元教師・山上明善さん。山上さんは辰野氏の建築技術のすごさを知ってもらおうと、およそ半年かけて大正時代の創建当時の東京駅を再現することを目指した。大志小学校の子どもたちの映像。唐津赤レンガの会・田中勝さんはこれを機会に辰野の魅力をより深く知ってもらおうと意気込んでいる。
住所: 佐賀県武雄市武雄町大字武雄7425