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「民主主義・選挙支援国際研究所」 のテレビ露出情報

日本ではあさって参議院選挙の投開票が行われる。これに合わせ、世界の選挙について取り上げる。70代の視聴者からは「国政選挙の投票率が日本は低いが、他の国に比べても低いのか」、60代の視聴者からは「日本の投票率はなぜ低いのか」などの意見が寄せられた。総務省が発表している参議院選挙の投票率を見ると、下降傾向にある。去年から今年にかけて行われた世界の国と地域の議会選挙の投票率(出展:民主主義・選挙支援国際研究所)を見ると、高い国では90%台や80%台となっている。日本は衆議院選挙で53.85%と、全体で下位の方に位置している。シンガポールやオーストラリア、ウルグアイ、ベルギー、エクアドルなど一部の国では法律で投票が義務づけられている。正当な理由なく投票しなかった場合は、罰金や罰則が課せられる国もある。オーストラリアで義務付けが始まったのは100年以上前の1924年で、シドニー支局長の松田伸子によると「義務投票というシステムを誇りに思っている。『これで民主主義が担保されている』と話す人が多い」という。ほかにもユニークな側面があり、多くの投票所には地元の人たちが「民主主義ソーセージ」と呼ばれるソーセージを焼いて販売する店が出るという。ソーセージ販売の収益や寄付は、学校の修繕や地域のために使われる。日本では若者の投票率の低さが課題になっているが、義務投票制の国では老若男女あらゆる年代の有権者が投票する。オーストラリアでは40代前半以下の有権者数がことしそれ以上の年代を上回り、こうした人々の意見を政治に取り入れていく傾向があるという。世界では日本のように自由で公正な選挙が行われる国ばかりではない。イギリス・オックスフォード大学の研究者らが中心になって行っている世界の選挙が「民主的かどうかの調査」では、97%の国で選挙権がある。しかし選挙で議会や政権を選べるのは全体の85%、複数の政党があるのは82%、選挙の競争があるのは63%。選挙の際の表現の自由が認められているのは39%で、これら全ての条件を満たしているのは37%に留まっている。

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