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「水俣協立クリニック」 のテレビ露出情報

5月に公式確認から70年を迎えた水俣病。発生当初はふらつきや痙攣など症状の激しい患者が多く確認された。原因は熊本県水俣市に工場を構える化学工業メーカーのチッソが工業廃水を処理しないまま海に垂れ流したことだった。排水に含まれたメチル水銀により魚が毒されてそれを食べた人々に被害が広がった。17年前に、「あたう限りの救済」を掲げる水俣病特措法が施行された。公式確認70年を機に番組が実施したアンケートに寄せられたのは、海沿いに住んでいなかった事を理由に、救済されなかった人々の叫びだった。
鹿児島県伊佐市に住む米盛敏行さん。 旧国鉄山野線は民営化後の1988年に廃止されるまで水俣と鹿児島を結んでいた。水俣から鉄路でおよそ37キロ。ここは薩摩大口駅のあった場所。幼い頃に魚を売り歩く行商が水俣から山野線を利用してこの地域を訪れていたという。食卓に行商の魚が並んでいたと振り返る。足がつる、こむら返りに長年悩まされている米盛さん。これは水俣病の典型的な症状の一つ。アンケートでは水俣の被害を訴える1175人から回答をうけたが平均年齢は75歳。米盛さんを含む全体の8割がここ10年でこむら返りや手足のしびれなどが悪化したと答えている。 20年ほど前に医師から水俣病の疑いがあると告げられたが、行政からは被害を受けたとは認められていない。水俣病を巡り、国は大きく分けて2つの枠組で対応していた。
保証を受けられる患者として認定されたのは3001人。複数の症状が認められるなど厳しい条件があり、申請が棄却されるケースが相次いでいる。7万人は患者特別として被害者とされた。国は二度に渡り救済策を講じて一時金の支払いをし問題の解決を図ろうとした。一方で、被害を訴えながら救済を受けられない人も続出。2009年に施行された水俣病特措法で、国が救済の対象としたのは患者が多く確認された不知火海の沿岸部のみ。住んでいる場所によって救済するかしないかの線引をした。アンケートの回答者の3割以上は線引の外にいた人たちで旧山野線に沿う形で内陸部にも点在している。水俣市にある水俣協立クリニックにやってきた米盛さん。足がつるこむら返りや、体のダルさに悩まされている。鹿児島県の伊佐市から来るまで片道30分かけてリハビリに通っている。水俣病の症状を訴え、クリニックを訪れるのは米盛さんだけでなく、水俣病の申請認定を検討している男性の姿も。水俣病はメチル水銀によって神経系が傷つけられる病気で、感覚障害や運動失調など、様々な症状がある。藤野医師らは半世紀に渡り水俣病の広がりを調べてきた。行商によって魚が運ばれたことも被害に広がった要因だとしている。行商ルートに関して調査した結果を学会で発表。これまでに、行政による調査は行われていない。
犠牲者慰霊式にあわせて水俣を訪れた石原宏高環境大臣。国がこれまで一度も被害の実態を調べてこなかった事に対し、被害者団体から厳しい批判が相次いだ。国は今年度に始めて住人の健康調査に着手する。調べるのはメチル水銀による影響の広がり。健康調査は住民に健康不安を解消することが目的で1000人が対象とされている。調査の実施を定めた水俣特措法の施行から17年もの歳月が過ぎた。国は健康調査を不知火海沿岸部で実施するが具体的な地域は選定している段階だという。旧山野線沿線など沿岸部から離れた沿岸部は再び線引の外に置かれるのか?

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