足に障害のある選手にとって重要な競技用の義足を作る水戸市の技術者・義肢装具士・齋藤拓。2000年のシドニーパラリンピックで義足のジャンパー・鈴木徹の跳躍をテレビでみたのがきっかけで義肢装具士を目指した。陸上競技用の義足は一般の義足と大きく異なり、規定に則した市販品の板バネを使用し、ソケットと接合部は選手に合わせて製作する。齋藤は「選手はベストを尽くし、義肢装具士も常に全力で要望に応えないといけないと思う。もっと良いものを作りたいという思いが強い」と話す。
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