きょうから新しい紙幣が発行される。新しくなる紙幣は、1万円、5000円、1000円の3種類で、1万円札には実業家・渋沢栄一、5000円札には教育者・津田梅子、1000円札には細菌学者・北里柴三郎の肖像があしらわれている。新札の発行は20年ぶりで、偽造防止に世界で初めて3Dホログラムという最先端の印刷技術が用いられ、お札を回すと、肖像も回転して見えるようになっている。新札発行後も、これまでの紙幣は引き続き使うことができ、財務省は詐欺行為に注意するよう呼びかけている。新一万円札の顔となる渋沢栄一の出身地・埼玉県深谷市ではカウントダウンイベントが行われた。一方、一部店舗などでは、券売機の更新作業などで十分な対応が整わない状況も。業界団体によると、今日の時点で新紙幣に対応している銀行のATMは、全体の9割以上に上る一方、飲食店の券売機は5割、ドリンクの自動販売機は2割から3割にとどまっているという。また、新札の発行後もこれまでの紙幣は引き続き使うことができ、財務省は詐欺行為に注意するよう呼びかけている。