佐倉市のニュータウン「ユーカリが丘」では、マンションと戸建ての住み替えを後押しする取り組みが行われている。同じニュータウンの戸建てから引っ越してきた駅前のマンションに住む星野さん夫妻は戸建てをきちんと売ることができるかが不安だったが、ニュータウンをまとめて開発する企業の住み替えサポートで気持ちが固まったという。マンションに空き室が出ると企業が積極的に買い取り戸建てが暮らしに合わなくなった高齢者などに紹介、空いた戸建ても企業が買い取る仕組み。空いた戸建てには家族が増えた若い夫婦などの住み替えを後押しする。その世代のニーズに合った住まいを柔軟に選べるようにしている。久保さんは新築主義ではなく既存の住まいを活用する持続可能な町作りがもっと取り入れられる必要があると話した。流山市では住み替えのときに不動産業者や建築専門家を紹介するワンストップ窓口を行政が作った。