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「浙江麦ハク実業」 のテレビ露出情報

今、中国発のネット通販が急拡大している。TemuやSHEIN、こうしたネット通販のサイトなのだが、これらは国をまたいで行われるネット通販で越境ECと呼ばれている。今、日本に次々と上陸して若い世代を中心に利用者を増やしている。その一方で模倣品が販売されている安全基準が満たされていないなどの指摘も出ている。急拡大の要因と課題に迫る。腕時計は155円。そしてアクセサリーは79円。販売しているのは中国発の越境ECサイト。都内に住む川崎亜衣子さん。買い物でよく使うのは中国の越境EC「Temu」。当初はあまりの安さに不安も感じていたが、今ではデザインなども気に入り、多いときで週に1回購入している。Temuはおととし9月に米国に進出し事業を拡大。去年7月には日本にも上陸。およそ2年で70以上の国に展開している。去年12月にはサイトの訪問者数が4億6700万人に達し越境ECでアマゾンに次ぐ世界2位になった。急拡大の要因の1つがその安さ。それを可能にしているのが生産者と消費者を直接つなぐビジネスモデル。通常のネット通販は生産者から複数の卸売り業者や物流業者などを介して消費者に商品が届く。この会社はその中間のプロセスを極限まで省いた。さらに倉庫の管理や物流、顧客サービスや広告宣伝などすべてを担う。これによって一度に配送できる規模が拡大し効率化。配送コストの削減につなげている。また出店する生産者に入札を実施。サンプル品と価格を提示させ、競争を促すことで価格抑制と品質管理の向上を図っているとしている。安さだけでなく流行をキャッチしてメーカー側の商品開発のスピードアップにつなげている。出店している浙江省の魔法瓶メーカー。越境ECが顧客サービスを一元管理することで売れ筋の商品、デザインなどを素早く把握できるようになった。それによって消費者が求める商品をすぐに生産し商機をつかみやすくなった。専門家は新しいビジネスモデルと世界的な物価高が追い風になっていると分析している。
一方、越境ECを巡っては各国で懸念も出ている。1つは品質の問題。日本のユーザーからは金具が壊れた。汚れがついていて拭いても取れなかったなどの口コミが。商品の安全性も問題になっている。韓国ソウル市は中国の越境ECサイトで販売された一部の商品について安全基準を満たしていないとして販売中止を求めている。さらに去年12月にはユニクロがSHEINでショルダーバッグの模倣品が販売されているとして運営会社などを提訴した。こうした問題に対し中国市場戦略研究所・徐向東代表のコメント。これらの懸念に対してTemuは「品質向上や模倣品の防止のため商品を常に監視し、違反した生産者を排除するシステムを採用している」と説明している。

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