今年の春の叙勲の受賞者が発表され、桐花大綬章が1人、旭日大綬章が8人など、計4108人が受賞することになった。桐花大綬章は前最高裁判所長官の大谷直人さんが受賞する。旭日中綬章を受賞する小説家の辻原登さんは1985年に「犬かけて」でデビュー、5年後に「村の名前」で芥川賞に選ばれた。旭日小綬章を受賞する俳優の加藤健一さんは高校を卒業後に劇団の養成所に入所。1980年には「加藤健一事務所」を立ち上げ、海外の翻訳劇を中心に俳優として演じ舞台のプロデュースも自ら手掛けてきた。一人芝居「審判」は文化庁芸術祭賞を受賞している。叙勲の親授式や伝達式などは来月9日から行われる。