東京・清瀬市が進めている市立図書館の閉館をめぐり、きのう市議会で閉館の是非を問う住民投票を行うための条例案の採決が行われ、反対多数で否決された。清瀬市は6つある市立図書館のうち4つを閉館、統合し、市民が無料で利用できる本の宅配サービスを今年4月から始めることを決め準備を進めている。この方針に反対する地元の市民団体は「十分な情報提供がないまま決められた」として閉館の是非を問う住民投票を求め直接請求していた。渋谷桂司市長は「市民や市議会からの意見を踏まえ、より多くの人が図書館サービスを使えるよう市政を進める」としている。