バスケットボール男子日本代表が、パリ五輪へ向けて国内最後となる韓国との強化試合を行った。先月末にはNBAから八村塁選手と渡邊雄太選手も合流し、ファンも期待が高まる。八村塁選手はコンディションを調整するため、韓国との2連戦は欠場となった。それでも八村塁選手がコートに姿を見せると、豪快なダンクで会場を沸かせた。強化試合ではパリ五輪本番に向けて戦術や連携プレーを試す場でもあるが、日本はスリーポイント成功率40%超えを目指す。昨シーズン、Bリーグトップのスリーポイント成功率44%を誇る比江島慎選手のスリーポイントで先制した日本は、第1クオーターをリードで終える。しかし、この日にNBAの挑戦(ペイサーズとエグジビット10契約)が発表されたばかりの富永啓生選手は、得意のスリーポイントが決まらない。試合後、富永啓生選手は「自分の役割としているスリーポイントでチームを助けられなかった。次の試合に向けて修正していかないといけない。」と語った。日本は第2クオーターで逆転を許すと、第3クオーター終了時点で格下の韓国に20点の差をつけられてしまう。しかし、最終第4クオーターで日本が本来の輝きを取り戻す。過去に渡邊雄太選手も所属したNBA・グリズリーズとエグジビット10契約を発表した河村勇輝選手がスリーポイントを決めると、日本代表最年少のジェイコブス晶選手もスリーポイントを決める。残り時間37秒で河村勇輝選手がフリースローを決め、ついに日本が20点差をひっくり返して逆転に成功。しかし、その後再度逆転され1点差で韓国に敗れた。第1戦の試合結果は、韓国85−84日本。