サロマ湖ではことし7月、資源量の減少で休漁していたホッカイシマエビ漁が7年ぶりに再開された。2017年には12トンと、わずか6年で10分の1に激減。ことしは休漁前よりは増えたものの、17トンにとどまる。湧別漁協・えび部会・関三哉部会長は「昔はアマモの生えているところにエビがいるというのが常識だった」とコメント。持続可能な漁への新ルールの1つ目は、漁獲量の上限を休漁前40トンから、半分の20トンにすること。2つ目は、漁船の数を休漁前の110隻から大幅に減らし、25隻にすること。東京農業大学・千葉晋教授は「新ルールは環境が改善するまでの間、エビを根絶やしすることなく漁業していけるものになっている」とコメント。