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「源頼光館土蜘作妖怪図」 のテレビ露出情報

天保13年に七代目市川團十郎が事業所より江戸十里四方所払いにされた。芝居小屋は朝倉時裏へと強制移転となり、浮世絵の美人画や役者絵が禁止になり色数も制限されてしまった。老中の水野忠邦による天保の改革による措置で幕府は何熟した町人の暮らしに干渉し厳しく取り締まったという。歌川国芳の源頼光館土蜘作妖怪図が市中に出回ると人々は首をかしげた。土蜘退治は誰もが知る歌舞伎の当たり狂言だったが、国芳が以前描いた源頼光四天王土蜘蛛退治之図では源義平とその四天王の男たちが妖怪土蜘蛛を倒す迫力のあるシーンを描いた。この2枚を比べてみると緊迫と弛緩に。この絵は裏がありそうだと憶測を呼び、いわゆる風刺画のようで飛ぶように売れたが、お咎めを恐れた版元が自主的に出回った絵を回収して版木が刷れないように削ってしまったという逸話があると金子さんは語る。この絵が江戸町民に受けた理由を解説。腑抜けのような主人公の源頼光は時の将軍の徳川家慶で、四天王の一人は老中の庶民の天敵の水野忠邦と他のだらしのない男たちも江戸幕府の現役の老中たちであろうとされた。また妖怪でも鬼瓦の使用を禁止された庶民や目が大きな妖怪は市川團十郎、歯がない妖怪は噺家とされるが200件以上あった寄席が15件に減らされるという出来事が起き、妖怪は悪政に苦しむ人々だという。また国芳は新しい妖怪を生み出そうとし、伎楽面を妖怪にしたという。また土蜘蛛の体には陰影がついており、江戸時代影をつけるのは普通ではなく、影をつけると奇っ怪な表現ができ、ヨーロッパの技術を取り入れて新しい妖怪を作った。

他にもこんな番組で紹介されています…

2023年9月30日放送 22:00 - 22:30 テレビ東京
新美の巨人たち新美の巨人たち
岡山県倉敷はれんめんと受け継がれてきた町並みが奇跡のように残される。倉敷市の美観地区は、貿易と繊維産業で栄えた豪壮な邸宅や商家が軒を連ね歴史的景観として、多くの観光客を集めている。更に美術館が立ち並ぶ日本屈指のアートの町で、路地を一歩入れば、歌川国芳の作品だけを集めたUKIYO-E KURASHIKI/国芳館が。2021年に生まれたこの美術館は古い旅館を改装[…続きを読む]

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