7月20日、安芸高田市の神楽門前湯治村で、神楽甲子園が行われた。会場には吉田高校神楽部の姿もあった。部長の前良飛瑛さんは、この日が神楽部で披露する最後のステージ。一時は部員が足りず存続が危ぶまれた吉田高校神楽部は、前良くんたちを中心に立て直してきた。5月には大阪・関西万博の舞台で自分達の神楽を披露した。そして迎えた集大成の舞台。神楽甲子園の舞台で披露するのは、万博でも披露した滝夜叉姫。いよいよ本番、3年生にとって最後の舞台が始まった。鬼になる早替えは成功。約30分にわたる舞台はあっという間に終わった。前良さんは引退後、地元の神楽団で神楽を続けていきたいと考えている。