TVでた蔵トップ>> キーワード

「無形文化遺産」 のテレビ露出情報

「伝統的酒造り」が評価された大きな理由の1つが、こうじ菌を使っているという点。カビの一種だが、こうじ菌を巧みに利用する職人たちの技術は、日本にしかないもので、それが世界に評価された。古来より培われてきた職人の技術、広がる酒造りの可能性について取材。茨城・大洗町の酒蔵。まず米を蒸すことから始まる酒造り。日本酒造杜氏組合連合会会長・杜氏・石川達也さんが、米を蒸したあと使うこうじ菌を見せてくれた。こうじ菌を米に振りかける種付け。一粒一粒に繁殖させるとこうじになる。このこうじが酒の味の決め手になる。こうじづくりで杜氏が気を配るのが温度変化。発育の過程でみずから熱を発するこうじ菌。30度台からスタートし、2日かけて40度台にまで上がるとよい状態といわれている。五感を駆使して、菌の状態を見極めながら育てていく。米の内部では菌糸が根づいていく。48時間後、米全体が繁殖したこうじ菌に覆われる。これが「こうじ」。石川さんは「こうじが自力で、自分で自分をつくっていく」と語った。このこうじが発酵のもとになり、酒が造られていく。
世界に評価された日本の酒造り。しかし国内の日本酒の消費量は1970年代をピークに減少。酒蔵の数も減少。こうした中、酒造りの可能性を広げようという新たな動きも出ている。山口・美祢市の酒造会社は、50年以上休業していたが、6年前に酒蔵を新設。カフェを併設し、酒造りの様子も見学できるようにしたところ、観光客などが訪れる場所となった。事業承継で酒蔵の経営を始めた酒造会社・秋山剛志代表取締役は、以前は米国・ニューヨークで広告の営業をしていた。現地で日本酒の人気を目の当たりにし、酒造りを志したという。秋山代表取締役は「デートで日本食を食べに行って、日本酒を飲むのがおしゃれなステータスの1つ。海外にも販売できればすごくいいと思ったし、酒米を作る農家にとっても地域のプライドになるかなと」と語った。酒造りを通じて、地域経済を活性化していきたいと考えている。当初は3人で始めた新しい酒蔵。現在は約30人が働き、その多くが地元の若者たち。来年には新たな研究施設を作り、雇用を増やしていきたいと考えている。
酒造りの可能性は海外にも広がっている。日本酒がSAKEと呼ばれ、人気が高まっている米国。SAKE醸造所オーナー・トッドベロミーさんは3年前、米国でSAKE造りを始めた。日本で暮らしていたときに、居酒屋文化に魅了されたという。新潟や山口の酒蔵を訪れて、酒造りの基本を学んだという。日本酒の知識がない人に気軽に味わってほしいと、地元のクランベリーや紅茶など異なる味を加えた酒をこれまで100種類以上提供。創業以来、生産量は伸びているということで、今後は米国・ニューヨークや西海岸にも販路を拡大していきたいと考えている。ベロミーさんは「つくりたてでのSAKEを一度飲めば誰もが大好きになる。SAKEを知り、好きになって、“いつものむ酒”の一つに加えてほしい」と語った。
米国でも日本の酒造りが行われていて、これ、無形文化遺産への登録でさらに広がっていきそう。2013年に和食が無形文化遺産に登録されたが、この10年で、海外の日本食レストランは3倍に増えるなど、世界的に人気が高まるきっかけにもなった。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年11月22日放送 23:24 - 23:30 TBS
Weatherニュースキャスター(Weatherニュースキャスター)
11月24日はいい日本食の語呂合わせから「和食の日」で和食の基本は一汁三菜、そして年中行事の料理や郷土料理などがある。「日本人の伝統的な食文化」は生活様式の変化・後継者不足によりその存在が薄れつつある。「和食の日」は和食の大切さを再認識してほしいという願いを込めて制定したとのこと。ユネスコ無形文化遺産にも登録され、保護を継承していこうといった動きも進められて[…続きを読む]

2025年11月19日放送 7:05 - 7:30 テレビ東京
おはスタおはキッズ&ちびゴジラの!学べ!最強道!!
おはキッズとちびゴジラが北茨城市で最強スポットをめぐる。まず訪れたのは漁業歴史資料館「よう・そろー」で、担当者に常陸大津の御船祭について教えてもらった。常陸大津の御船祭はユネスコ無形文化遺産に指定されている。

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.