熊本県菊陽町は人口約4万4000人でニンジンの生産が盛んな町に、受託生産世界シェア50%で台湾の大手半導体メーカー「TSMC」の新工場が建設された。ここではロジック半導体が製造される。来月24日に工場の開所式が行われ、約1500人の雇用が創出される見込み。台湾からも従業員とその家族がやってくるという。工場周辺の町では従業員らの住まい確保のためにアパートやマンションの建設が進められている。また半導体関連企業を相次いで進出している。地価も上がっていて、おととしは菊陽町、去年は大津町が地価上昇率で1位となった。TSMCの進出には政府が最大4760億円の補助を行っている。現在日本ではロジック半導体のほとんどを輸入に頼っているため、足元の供給拡大のためにTSMCを誘致したという。熊本インターナショナルスクールでは台湾の子ども受け入れのため、台湾人職員を7人採用した。TSMC進出による掲載波及効果は、10年間で約6.9兆円にのぼる。一方、町では渋滞の深刻化が予想されている。
北海道の高校では進路を決める若者向けに半導体の重要性を伝える授業が行われていた。ロジック半導体分野で人材が不足しているとされる日本では中長期的な人材育成が課題。千歳市では、トヨタやソニーなど国内企業8社が設立し次世代半導体の国産化を目指す「ラピダス」の半導体工場の建設が進められている。ロジック半導体では回路の幅を細く微細化が重要だが、日本はこの技術が海外に比べ10年遅れているといわれている。ラピダスではこの微細化において2027年までに世界最先端を目指すという。1番のメリットは低消費電力。ラピダス社長は「AI最大の問題は人類が使う電力消費量の半分以上をAI使うということ。これを止めるのを先端半導体が担う」と話す。
北海道の高校では進路を決める若者向けに半導体の重要性を伝える授業が行われていた。ロジック半導体分野で人材が不足しているとされる日本では中長期的な人材育成が課題。千歳市では、トヨタやソニーなど国内企業8社が設立し次世代半導体の国産化を目指す「ラピダス」の半導体工場の建設が進められている。ロジック半導体では回路の幅を細く微細化が重要だが、日本はこの技術が海外に比べ10年遅れているといわれている。ラピダスではこの微細化において2027年までに世界最先端を目指すという。1番のメリットは低消費電力。ラピダス社長は「AI最大の問題は人類が使う電力消費量の半分以上をAI使うということ。これを止めるのを先端半導体が担う」と話す。