午後3時から兵庫県・斎藤元彦知事が会見を開き、進退について表明する予定。複数の関係者によると、斎藤知事は30日付で失職し、出直し選挙にのぞむ意向を固めた。3年前の知事選で日本維新の会と自民党が斎藤知事を推薦。兵庫維新の会・片山大介代表は「推薦は難しい。一番いいのは我々として候補を出せること」と独立候補の擁立を目指す考え。自民党は幅広い支援を得られる候補の擁立を模索し、公明党や立憲民主党系などが支援する相乗り候補を目指している。今月19日の県議団の会合では、斎藤知事と同じ官僚出身者の擁立には慎重な意見が出され、首長経験者らの名前が挙がった。立憲民主党県議らでつくるひょうご県民連合の幹部は「官僚の天下りのような知事候補は県民は求めていない。みんなで応援できる人が理想だ」としている。共産党はすでに出馬を表明した無所属候補を推薦へ。今月7日、医師・大沢芳清氏が兵庫県知事選に出馬を表明。共産党などでつくる政治団体が擁立し、無所属、共産党推薦で出馬。斎藤知事をめぐる問題について「告発した職員を守れなかったことが問題。対立する意見を排除することはトップとして間違っており、民主的な職場作りをすべきだ」と述べた。