4年前、岩崎比菜さんは証券会社で働き、結婚式を控えていた。しかし、ウエディングドレスを着用した時にふらつき、目の前が真っ暗になるような感覚があったという。検査の結果、心のう液が大量に溜まり、心臓のポンプ機能が低下していることが分かった。原因は「特発性多中心性キャッスルマン病」という難病。リンパ節の腫れ・発熱・倦怠感などの症状が起こる。2週間に1回、点滴を打ちながら仕事を続けた。未来への不安が募る中、妊娠・出産を経験。育児を経験し、家族への思いを深めた岩崎さんは家族向けのITサービスを提供するファミリーテックに転職。今では最高財務責任者として活躍している。