中国では明日11月11日は「独身の日」と呼ばれており、ネット通販の大規模セールが恒例となっている。中国のネット通販最大手「アリババ」では一昨年の取引総額を日本円で約10兆円と世界最大級の通販イベントとなっている。この日は中国市場に進出する日系企業にとってもビジネスチャンスで、ファンケルグループが昨年から中国で展開している化粧品ブランドは今年4~8月は前年と比べて売上が150%に伸びていたことで、この日に期待を寄せていた。しかし、福島第一原発の処理水放出により中国のインフルエンサーたちが日本製品の取り扱いを敬遠し、日本化粧品は総じて低迷したため、9月の売上は計画の20%まで落ち、規模を縮小することになった。