主人公の小鳥は派手な異性関係を持つシングルマザーの母の影響で幼いころから人生に絶望をしていた。高校生の時に家出をして施設に入るも自分の居場所が見つけられず、そんなある日自分の父を名乗るコジマさんから手紙が届き、難病で余命わずかであることを告げられて財産と引き換えに介護をお願いされた。自らの居場所を開拓したいと考えた小鳥はこのお願いを受け入れ、コジマさんの介護を通じて穏やかな日々を過ごすうちに小鳥も次第に心を開いていく。月日が流れコジマさんを看取った小鳥は以前から気になっていたリムジン弁当を訪れ、温かいお弁当を店内のイートインスペースで口にした瞬間に感情が溢れ出した。弁当店を営む初対面の理夢人にコジマさんが亡くなったことを話した。すると理夢人も自らが捨て子であったことを明かし、この日から小鳥はリムジン弁当に通うようになった。やがて一緒に弁当を食べるのが日常になり、次第に2人はお互いがかけがえのない存在になっていく。