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「白子(三重)」 のテレビ露出情報

柳田さんは伊勢型紙職人だが普段事務の仕事をしている。平日の帰宅は早くて6時。帰宅して最初に取り掛かるのは夕食の準備。夕食の下ごしらえを終えてから型紙の製作にとりかかる。柳田さんが職人として歩み始めて2か月あまりだが仕事の依頼はない。柳田さんが型紙を学び始めたのは40歳の頃新卒で入社した会社の仕事も落ち着き習い事を探していたときテレビで伝承講座を知った。通い始めると奥深さにのめり込み15年かけて講座を通い終えた。柳田さんが今挑戦しようとしているのが寄せ小紋。道具から作るのが職人のスタートで寄せ小紋を彫るには新たに10本の道具を作る必要がある。柳田さんは寄せ小紋の道具を相談するためにベテラン職人の今坂さんの工房を訪れた。かつての職人が作った道具を借りて見本にしようとする。
鈴鹿市白子・寺家は長年伊勢型紙が受け継がれてきた地区で、今坂さんは100年続く職人一家の3代目。工房には4000本の道具が近くにある。今坂さんは中心となって伝承講座に携わり最初教え子が柳田さんである。
新人職人の樋口さんはカフェで働きながら職人をしている。一緒に作業を行う田中さんは主婦。性格や考え方が異なる2人は12年間ともに伝承講座で学んできた仲間である。2人は糸入れの職人だが糸入れの職人は2人を含め3人しかいない。2人に技術を教えたのが松井さんは時々2人の作業の様子を見に来る。
柳田さんは寄せ小紋の道具作りに取り掛かり作っているのはかすりという模様を生み出す道具。作るのは初めてで教えてくれる人も作業場にはいない。借りた道具を分解し刃先を確かめて作り方を考える。3日かけて試し彫りまでいったがうまく彫れない。そのため師匠の今坂さんに相談し刃の研ぎ方に問題があった。後日かすりを彫る道具を完成させた。

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