日本時間のきょう午前2時ごろ、日本にゆかりのあるイギリス人たちと懇談の時間をもたれた天皇陛下。日本時間のきのう、約15時間のフライトを経て到着された天皇皇后両陛下はチャールズ国王の代理として出迎えた関係者と笑顔で握手をかわされた。両陛下が向かわれた滞在先のホテルにはひと目見ようと多くの人が集まっていて、車が到着すると沿道からは歓声が上がり両陛下は手を振って応えられていた。日本時間昨夜11時ごろ、天皇陛下が訪問されたのは2018年にオープンしたジャパン・ハウス。能登半島地震の被災地の輪島塗など伝統工芸品の説明に耳を傾けられた。ほかにも日本人クリエイターに関する展示などを鑑賞され、その約2時間後には現地で活躍する日本人を宿泊先のホテルに招き懇談された。ロイヤル・バレエのプリンシバルを務め、ケガでリハビリ中の平野亮一さんに陛下は「動きが厳しいですよね」「早い回復を」と気遣われ、平野さんは「温かく会話をさせていただいて光栄でした」と話した。到着からさまざまな行事に臨まれている両陛下。現地時間25日にはチャールズ国王夫妻主催のバッキンガム宮殿での晩さん会など国賓行事が予定されている。28日に予定されているのは、お二人が留学されていた思い出の地・オックスフォードへのご訪問。マートン・カレッジで初めてのひとり暮らしや友人との交流など貴重な体験をされた。また、雅子さまも外務省時代にベリオール・カレッジに留学。今回、雅子さまとの再開を楽しみにされているのは現地在住の岩永照子さん。雅子さまが通った語学学校の教師で、専門的な英語を習うなど外交官として勉強に励まれていたという。また友人の土地さんは「ようこそおいでくださいました」ということをお伝えしたいなどと話した。