埼玉・上里町に出かけた旅のリポート。上里町は群馬県との県境にあり、自然豊かな風土を生かして小麦や梨などの栽培が盛ん。上里SAは練馬ICから75kmで、休憩所としてドライバーたちに人気があり、平日の昼間も駐車場にはたくさんの車。高速の外からも利用可。地元産の野菜や果物の直売コーナーも賑わっている。上里町は県内有数の梨の産地。出荷期間が7月下旬〜12月と長いのが特徴で、13品種の梨が楽しめる。梨園を訪問。品種「愛宕」を試食。上里梨は歴史が古く起源は江戸時代と言われ、昭和天皇に献上した記録も残っている。今年、約300kgの梨が規格外となり処分された。町役場の職員と熊谷市の酒造会社がタッグを組み、規格外の梨の廃棄量削減と上里梨の魅力を発信するために新たな商品「上里梨リキュール」を開発。若い女性をターゲットとしている。今年10月に数量限定発売されるとすぐに完売。郷土料理を味わえる地元の「相川食堂」を訪問。地元の郷土料理「つみっこ」を試食。小麦粉を水で練った生地を“つみとる”ように鍋に入れることが名前の由来。食堂は創業60年、当時の雰囲気が残る町の憩いの場となっている。相川梨園では「愛宕」は完売したが、町の他の農園で今年いっぱいは購入可。上里町役場・原田さんはリキュールを来年も作りたいという。
住所: 埼玉県児玉郡上里町七本木2598