江戸時代から約170年の歴史を持つ人形浄瑠璃八王子車人形。2022年には国の重要無形民俗文化財にも指定されている。今回のスターは日本で唯一車人形を専門とする劇団で活躍する西川柳時さん。車人形は八王子で独自の進化を遂げた。最大の特徴は操作方法で、一般的な人形浄瑠璃は3人で1体の人形を操るが、車人形は1人で1体の人形を操る。柳時さんは人付き合いが苦手で20歳になるまでは家業を継ぐつもりもなかったそうだが、父の背中を見て人形遣いに魅了されていったという。現在若手のリーダーとなった柳時さんが力を入れているのがSNSを使った知名度の向上で、地道な発進は新たなつながりを生み出している。この日訪れたのは神奈川・相模原にある老舗酒造。SNSで車人形を知り公演を依頼されたという。柳時さんが心がけているのが人形の仕組みやあらすじを丁寧に説明することで、初めてみる人にも奥深さを感じてほしいと考えているそう。また海外への発信にも力を入れていて、来年にはカナダ公演の準備も進めているとのこと。
