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「真昆布」 のテレビ露出情報

北海道知内町小谷石、津軽海峡に面した小さな集落だが、現在は120人ほどが暮らしている。集落は漁業により支えられている。小谷石で一番若い漁師である村上竜太さんは昆布の養殖を行っている。7月、昆布は収穫の最盛期を迎える。昆布は5mを超える大きさにまで成長、村上さんはこの夏4トンを収穫する予定だという。村上さんは18歳の時、お父さんに憧れ漁師の道に進んだ。同世代がほとんど町を離れる中で、村上さんは町に残った。しかし20歳の時にお父さんが亡くなり、漁師としてのイロハを教わることができなかった。漁師の道を選んだことを後悔したものの、周囲の漁師さんが様々なことを教えてくれたという。収穫の時期は家族総出で昆布を加工する。乾燥させた昆布は浜のお母さんたちが選別していく。皆で支え合っているのだという。村上さんの家庭の食卓には昆布を使った料理が並ぶ。村上さんは週に一度は三世代で食卓を囲む。村上さんは最近になってようやく漁師としての仕事に自信を持つことができたという。そんな村上さんは毎年仕上がった昆布をお世話になった人たちに届けているという。
港に多くの人が集まる。目当ては観光船で、船でしかいけない洞窟などを案内するのだという。船長の村田さんは地元で生まれ育ち、海の目の前で暮らしてきた。音楽が好きだった村田さん、高校卒業後はクラブでDJをしてきた。しかし27歳の時に交通事故で1年の入院を余儀なくされた。そんな村田さんをポジティブにさせたのは地元の景色だったという。地元の景色を多くの人に見てほしいと考え観光船を始めた。今では全国から多くの人が訪れる。自慢の海を、今日も観光船が走る。7月、村上さんの昆布小屋に子どもたちがやってくる。夏休みの手伝いだという。小谷石の小学生は村上さんのお子さん2人だけ、普段は車で15分かけて通学している。2人は小谷石が好きだと語ってくれた。ある日、村上さんは家族と一緒に磯辺にでかけた。2人が巣立ったあともここにふるさとがあるよう、村上さんは小谷石で暮らし続けるという。温かな風景が受け継がれていく。

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