視聴者からLINEで質問・意見を募集している。
医師の働き方改革は先月から医師の時間外労働は原則として年960時間を上限とする。対象は大学病院などで違反すれば病院に罰則。影響その1は外来診療の一部休診で、市立恵那病院では先月から土曜の外来診療を休診。その2は地方の医師不足で、大学病院が派遣医師を引きあげる動きをしている。医師不足によって救急車を断ることもあるほか一時入院の受け入れ休止もある。石巻市立牡鹿病院院長は「医師の確保が厳しい状況は変わらず綱渡りのような状態」と話した。
働き方改革について医師は「働き方改悪としか思えない」などと話した。急患対応や回診は勤務となるがカルテ確認や論文作成などは休憩となる。業務が軽微であることなどを条件に医師の宿日直業務を休息時間として扱う宿日直許可という制度があり、宿日直許可をえた医療機関は2020年は144件だったが2022年は1369件まで増えた。
あすから外来初診料は30～730円、再診料は20～120円、入院基本料は1日あたり50～1040円、食事代は1食あたり30円値上げする。厚労省によると、看護師や薬剤師など40歳未満の勤務医などの賃上げのため。厚労省は医療費増加の対策としてリフィル処方箋の活用を推進している。リフィル処方箋とは症状が安定している患者に対し一定期間内に最大3回まで利用できる処方箋。対象は生活習慣病やアレルギー性鼻炎などの慢性疾患で長期間同じ薬を服用している患者。メリットは患者は通院回数の減少など。医療機関は外来の混雑軽減など。デメリットは患者・医療機関ともに症状悪化見過ごしリスク。全処方箋のうちリフィル処方箋の割合は0.05％。進まない理由は患者からの求めがないからなど。専門家は「制度を認知することで薬局から医療機関へ患者情報のフィードバックが行われることが必要」と話した。