続いて、福井市にある石田時計店を訪れた。この店を切り盛りしているのが103歳の石田要一さんだ。石田要一さんは現役の時計職人で、職人歴88年のベテランだ。石田要一さんは43歳で独立した。それ以来60年間、石田時計店を営んでいる。その仕事ぶりを見せてもらった。午前7時半、石田要一さんは開店に為に店にやって来てシャッターを上げた。店に入ると、時計の修理を始めた。扱う部品は最小で1mm以下だ。それをスムーズな動きで組み立てていく。すると、午前9時半頃に男性のお客さんが訪ねて来た。男性は宮崎から石田さんに修理を依頼しに来たという。日本各地に石田さんを頼りにする人が多いのだという。部品の在庫が豊富で古い時計も修理出来る事が要因だという。部品を工面して直せるようだ。男性客は「感動した。100歳を超えているとは思えない。」等とコメントした。石田要一さんは席を立ち店の外に向かった。そして、砲丸投げを始めた。石田さんは6年前にマスターズ日本記録を樹立した砲丸投げの達人でもある。作業に疲れた時、砲丸投げをしてリフレッシュするのだという。石田さんの日本記録は破られていないという。来月に104歳の誕生日を迎える。100歳超えの人達は仕事に生きがいを感じていた。