国内初となる、いわゆる核のごみの最終処理場の選定に向けた文献調査の報告書が北海道寿都町に提出された。文献調査を行った原子力発電環境整備機構(NUMO)の山口彰理事長は寿都町・片岡春雄町長に調査結果を記した報告書を提出した。核のごみの最終処分場選定の第1段階に当たる文献調査は2020年11月から国内で初めて北海道の寿都町と神恵内村で始まった。今年8月に国の審議を終えボーリング調査などを行う、次の段階の概要調査には寿都町全域と神恵内村南側の一部を候補としている。NUMOは午後、鈴木知事と神恵内村に報告書を提出す。次の概要調査に進むことについて、これまで鈴木知事は反対の意向を示している。