奈良時代、神戸に作られた小さな港は大輪田泊と呼ばれ、平清盛は港を拡張することで国際貿易を行おうとした。宋国の商人と取引をするなか、貨幣経済の利便性に気づいたという。持ち運べる上、腐ることはなく、貯蓄も可能。ネックなのは大輪田泊周辺が荒海であること。航海は難しく、荷物の積み下ろしさえも支障をきたす。「平家物語」によると、海を埋め立てて人工島をつくることで防波堤としたという。貨幣経済は広がりを見せ、清盛は平安京から福原京へ遷都した。
住所: 兵庫県神戸市西区糀台6-1
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