ノーベル化学賞を受賞したそ合憲三さん。生命を作るアミノ酸などの構造の起源の謎に迫る化学反応を発見した。喜びの声は故郷の広島・府中町や埼玉・志木市でも聞かれた。中・高で同級生だった式部さんは「他の人の分野のことをよく聞いていた。知的探究心がいろんな方面にある」と話す。そ合さんは1995年に有機化合物について片方の分子の自己増殖反応を発表。2003年には効率よく人工的に増殖させる方法を発見。一連の発見は生命の起源の解明に大きなヒントを与えるものだった。稲永教授は「商業受けや野心がなく純粋に学問を究めたい、そこがすごく共感するところ」。川崎教授は「興味があるところを徹底的に掘り下げて探求していくスタンスこそがそ合先生の神髄」などと語る。そ合さんは「いい学生諸君と巡り合えたことが研究を進めるうえで非常に幸運だった」と集まった学生たちにエールを送った。
