アメリカで日米の外務経済閣僚が議論を行う経済版「2プラス2」の2回目の会合が開かれた。発表された共同声明によると、中国を念頭に経済的威圧に対抗し、特定の国に依存するリスクを下げるため半導体や鉱物など重要物資のサプライチェーンの強靭化に、日米両国が協力し取り組むなどとしている。また、食料や農産物の輸出入に対する規制は、科学的根拠に基づいて行われるべきだとして東京電力福島第一原発処理水放出を受けた日本産水産物の輸入規制は直ちに撤廃されるべきだとしている。会合のあとに開かれた夕食会でアメリカのレモンド商務長官が口にしたのは北海道産のホタテ。西村経済産業相はアメリカ軍が日本産ホタテを購入する長期契約をしたことなどに謝意を述べた。一方、中国の王文涛商務相とも会談し中国側に対しビジネス関係者の安全確保、日本産水産物の輸入規制の即時撤廃などを求めた。事務レベルでビジネス環境の円滑化を議論する場を設けることで合意した。
住所: 福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22
URL: http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2014/2014-j.html
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