東京電力福島第一原発の廃炉作業が続いている。メルトダウンを免れた4号機の調査に同行した。建屋内部は大きく崩れ、がれきが散らばっている。原子力規制庁は4年前から3Dスキャナーによる測定を行い、廃炉作業の間、建物の強度を保てるか調べている。これまでの調査で問題は見つかっていないが、時間経過による変形もみられる。能登半島地震では地震と原発事故による複合災害への対応の難しさが浮き彫りとなった。志賀原発のある石川・志賀町の計画では原発事故の際に50キロ離れた能登町までバスで避難することになっているが、その道路は地震の被害で通れなくなった。福島・南相馬市では原発事故の4日後から屋内退避が始まった。すぐに物流がストップし、ようやく物資が届いたのは5日後だった。専門家は行政が住民とも避難計画を議論することが必要だと指摘した。
住所: 福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22
URL: http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2014/2014-j.html
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