第1回国民大会は昭和21年から始まり来年転機を迎え世界的に使用される「スポーツ」という言葉を取り入れ国民スポーツ大会”国スポ”に呼び名が変わる。第1回は佐賀県で行われきっかけに地域スポーツ侵攻の取り組みが進んでいる。砲丸投げの岩佐隆時選手は福井出身だが去年佐賀県に移住した。高校時代にインターハイ優勝し日本学生選手権でも優勝、大学でも日本一になった。卒業後も続けたいと考え佐賀県スポーツ協会に移住を持ちかけられ国スポに向けて整備された競技場での練習環境や生活サポートを受けられることが魅力で受けたという。岩佐選手をはじめ県内外からスポーツ選手を集めるために3年前からSAGAスポーツメンター制度を始めた。移住してきた選手に中高生の指導や競技の普及活動などをしてもらう制度で現在21競技63人が活動している。佐賀県スポーツ協会は国スポ後もスポーツ拠点にしたいとしているという。岩佐選手はスポーツメンターとして動画制作に力を入れていて競技の魅力を知ってもらうために160本あまりを投稿しアドバイスなども行っている。先月の日本選手権では岩佐選手は18m36で自己ベストを大幅更新し準優勝となった。佐賀県スポーツ協会の川内野常務理事は「国スポが通過点という位置づけ。日本トップクラスの選手が活躍することで子どもだちのトップ選手になりたいという動機づけになる」と話した。