ドイツで1日行われた衆議会選挙で、右翼政党が初めて第1党となる見通し。二村伸専門解説委員が「おととい投票が行われたのは旧東ドイツのザクセン州とチューリンゲン州の衆議会選挙。チューリンゲン州で、公共放送ZDFが出口調査をもとに先ほど伝えた得票率予測では「ドイツのための選択肢」が33%前後の票を得て圧勝する見通し。右翼の過激派とみなされる政党が州レベルで第一党となるのは初めてで、ザクセン州でもおよそ30%の得票率で第一党に迫っている。これに対しショルツ首相の社会民主党と連邦政府で連立を組む緑の党は議席を大きく減らす見通し。世論調査でショルツ首相に満足していないと答えた人は6割を超えている。EUに懐疑的な政党が支持を広げドイツの政治が不安定化すれば、ウクライナ支援策をはじめEUに及ぼす影響は大きいだけに各国はドイツの行方を注意深く見守っている」とスタジオで述べた。
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