新潟大学の箕口秀夫教授によると、クマには高い学習能力があり、最近のクマは車や人間の音を「危険がない安全なもの」と学習し、人里を恐れなくなったという。秋田県立大学の野田龍准教授は、クマは犬並みに優れた嗅覚を持つため、その習性を利用した撃退法がいいのではないかと指摘している。クマは油性塗料や灯油などの匂いを好み、唐辛子の匂いを嫌うという。クマ撃退スプレーにも、唐辛子成分が入っていることが多いという。東京都のクマの目撃情報マップを紹介した。山内さんは「クマの個体数が数年で激増するとは考えにくいので、人間を恐れず市街地に来る個体が増えたと考えられる」などと話した。