簗農水大臣の辞任および武部新衆院議員の起用について、政治部・木村祐太官邸キャップが解説。木村さんは「総理周辺に話を聞いたところ、『ギリギリの情勢だった。辞任が来週になれば支持率に影響が出ていただろう』と話していた。高市総理としてはこれで区切りとしたい考えだが、国会での攻防は続いている。野党側はあすの参院予算委員会を来週にずらすよう要求したが、与党は来週に最重要の消費税減税法案の審議入りを控えており、何としても日程を先送りにできない事情がある。結果、野党の質疑を3時間ほど上乗せすることでなんとかあすの開催に合意したが、野党側は高市総理の任命責任を徹底追求する見通し。特に簗氏のシャトルバス問題は公職選挙法違反の可能性があり、ある閣僚経験者は『議員辞職までいってもおかしくない』と話し、野党側も『大臣を辞めたからといって済む話じゃない』としている」と話した。後任の武部新氏については「自民党議員は『就任早々試練だ』と話している。これには農政のエキスパートならではの事情がある。ポイントはジャガイモ。現在政府はアメリカが強く求めているジャガイモの輸入解禁に向けた手続きを進めている。一方、国内の農家は『新たな病害虫の懸念がある』として強く反発している。武部氏の選挙区は北海道で国内有数のジャガイモの産地。さらに農業を所管する閣僚になることでアメリカと農家の板挟みになることが懸念されている。一方、武部氏は高市総理との面会後の取材でメモも持たずすべての質問に淀み無く答えていた。政府与党内では『適任だ』『簗ショックの分を挽回してほしい』と期待は高く、手腕に注目が集まる」と伝えた。
