名古屋ではインバウンド誘致に苦戦している。コロナ前からの訪日外国人の伸び率をみると1位の石川では131%と倍以上になっているが、愛知県は30位で6%しか増えていない。インバウンドでの名古屋飛ばしについて、中京大学の教授は「外国人観光客にとって、東京・大阪・京都はマストでもう1か所観光しようと思った場合、日本の原風景に近い金沢や高山が選ばれている。名古屋は製造業などの集積地で観光に力を入れてこなかったツケが出ている」と指摘。こうした中、名古屋市は官民あげて、訪日外国人誘致へ力を入れている。市では名古屋に宿泊してもらい、周辺観光地を周遊してもらう計画をたてている。愛知インバウンド協会理事は食べる場所と遊ぶ場所があれば人は来るとし、名古屋めしをアピールして名古屋に来てもらう計画だという。玉川氏は「アメリカに最初に行く時、ロサンゼルスやニューヨークは行くけどデトロイトに行かないみたいなもの」などと喩えた。