炭酸水素塩泉・硫黄泉・硫酸塩泉に肩を並べる第四勢力が台頭。アルカリ性単純温泉「トロトロ温泉」。始めの3つは古から言い伝えられている3大美人の湯の泉質。炭酸水素塩泉は、黒川温泉などの肌の角質や毛穴の汚れを取ると言われる泉質。硫酸塩泉は、伊香保温泉などの切り傷や皮膚トラブルにも効果が期待できる泉質。硫黄泉は、万座温泉など硫黄成分が豊富に含まれる殺菌効果が高い泉質。今、新たにアルカリ性単純温泉が美肌効果が高いと注目を集めている。定義は、pH8.5以上の温泉。効能は、皮脂汚れや角質が落ちて肌がツルツルになる。保湿ケアが必要。肌に触れて乳化されてトロトロに感じる。トロトロ温泉が集中している地域が関東。ここに多い理由は非火山地帯。非火山だとアルカリ性に傾く傾向がある。植竹さんオススメは、東京都西多摩郡「つるつる温泉」、山梨県「下部温泉」、埼玉県「都幾川温泉 とき川」。「つるつる温泉」は日帰り温泉。地下1500mから組み上げた天然温泉。関節リウマチや腰痛、神経痛などに効果が期待できる。地元・日の出町の福嶋牧場のミルクを使ったトロトロな舌触りのプリンが一押し。山梨県南巨摩郡にある「下部温泉」は、武田信玄の隠し湯の1つとも言われ、川中島の戦いで上杉謙信から受けた肩の傷を癒やしたと言われている。また創業96年の下部ホテルの温泉は、石原裕次郎が足の骨折で2か月滞在。驚異的な回復を遂げたという。広大な敷地に12個のお風呂がある。源泉を利用したグルメもある。