渡辺篤史が千葉県習志野市の平林邸を訪れた。大きな前庭は旗竿地の幅広アプローチを大胆に活用して多くの樹木が生い茂っていた。夏には流しそうめんもできるという。玄関を作らず、LDKは前庭から連続した半屋外といった感じだった。入ってすぐの場所にキッチンがある。料理家の奥様がこだわりのキッチンを説明してくれた。南側は閉じているが、東側に4枚の大きなはめ殺しの窓があって明るく、その上に開閉できる小さな窓があった。パントリーには調理家電が並んでいた。奥に進むとダイニング。多くの人が座れるよう椅子はベンチタイプにした。足を下ろせる畳コーナーがあった。扉を開けた先は奥様のお父さんの部屋。独立性を大切にしてミニキッチンもあった。東側の奥はテラス。家庭菜園も楽しめる奥庭になっていてサルスベリが咲いていた。