中国の習近平国家主席は演説し、「5%前後」とすることしの経済成長率の目標達成に改めて意欲を示した。10月1日に建国74年を迎えるのを前に、中国・北京の人民大会堂では28日、建国記念日「国慶節」を祝う式典が開かれた。式典では習近平国家主席が演説し、現状について「多くのリスクや課題に直面している」と述べた。不動産大手の債務問題など、中国経済の先行きに懸念が広がっていることを念頭にした発言とみられる。一方で、2023年の経済成長率の目標である「5%前後」を達成する意欲を改めて示した。そのうえで、「対外開放をさらに進める」と述べ、中国への投資規制を強めるアメリカなどの動きを牽制した。