浅草サンバカーニバル当日、雷門前の公道400mを封鎖し4年ぶりのカーニバルを一目見ようと30万人の観光客が押し寄せた。参加チームは16組3000人で北半球最大のカーニバルの復活にサンバの本場のブラジル人も大注目。また今回密着しているダンサーのりおさんの母のめぐみさんも観覧に来ていた。りおさんは今回花形のポジションを務めるが単身でブラジルに行って以来両親とは疎遠になっていた。娘の晴れ舞台を数年ぶりに見るために浅草にやってきたという。そして正午に浅草カーニバルがスタート。本来はダンス、衣装、演奏などを審査する採点競技のこのイベントで、最も重要なのが各チームのテーマの表現。演目のテーマを衣装やダンス、楽曲で自由に表現する。そんな中、ひときわフレッシュなチームは日本で唯一サンバの授業を行う高校の自由の森学園が。卒業生は本場のリオのカーニバルに出場する卒業生を排出するなど実力も折り紙付き。高校生らしくフレッシュな演技で会場を盛り上げた。
中でも圧巻の演技をみせたのは強豪のG.R.E.S. 仲見世バルバロス。最大の魅力は息の揃った美しい隊列。この隊列を武器に4年連続で優勝する圧倒的強さを魅せる。そのリーダーは中島洋二さんでリオのカーニバルに26回出場した経験をもつ。一方でサウーヂは出番ギリギリまで調整をしていた。そしてりおさんらのチームが登場し、四年ぶりに浅草に帰ってきたことを表現した。りおさんはパレードを終えて、両親と再会し号泣した。