来月27日投開票の自民党総裁選挙。候補者乱立が予想される中、小泉進次郎氏が出馬の意向を固めた。きょう午前11時すぎ、自民党本部。足早に去る小泉元環境相に記者がせまる。小泉氏は「今は周辺の報道ですから一つ一つお答えすることは控えさせていただきます」と述べた。総裁選出馬への名言は避け、その馬をあとにした。自民党は来月12日告示、27日投開票とすることを正式に決めた。きのう動きをみせたのが最年少の43歳の小泉氏。総裁選出馬の意向を周辺に伝えていることがわかった。政治とカネの問題で自民党に逆風が吹く。小泉氏は「福島の海で大使とコラボが実現すると思わなかったので今はその喜びに浸っていて他のことは何も考えられない」など名言を避けた。父は小泉純一郎元総理。2001年の総裁選で「自民党をぶっ壊す」と訴え大勝。父の跡をつぎ、2009年に初当選した進次郎氏。青年局長や復興政務官を歴任。5年前には当時38歳、戦後3番目の若さで初入閣。環境大臣として外交デビューも果たした。その発言が物議を醸したこともある。常に注目を集めてきた小泉氏、私生活でもフリーアナウンサーの滝川クリステルさんとサプライズ結婚。1男1女の父。小泉氏には菅前総理に近い議員を中心に支持が集まっているという。3度目の挑戦となる河野太郎デジタル相。河野氏は所属する麻生派を中心に立候補に必要な推薦人20人を確保。日曜日、地元の旧吉田茂邸を訪問。英語で各国の大使を案内。ドリアンがプリントされたラフなスタイル。総裁選について「そういう難しい話はきょうはいいからみんなでおいしいドリアンを食べよう」などと出馬については言及せず。来週月曜日に出馬会見を行う予定。5度目の挑戦となる石破茂元幹事長は今週土曜日に出馬表明で最終調整。過去最長の15日間となる自民党総裁選。ポスト岸田レースはどんな展開をみせるのか?